昨年、注文住宅を建てましたが、完成までは本当に本当に長かった。
決めることが盛りだくさん
家を建てるのがこんなに大変だなんて、どうして誰も教えてくれなかったの?と言いたいくらい
毎週のように、設計士との打ち合わせ、工務店との打ち合わせ、ショールーム巡りなど、、、、決めなくてはいけないことが盛りだくさんでした。
今日は設計士とのやり取りの中で、考えておいたほうがいいポイントをまとめたいと思います。
譲れないポイントはどこか?
まず、ざっくりでもいいので、家族で「譲れないポイント」「妥協したくないポイント」を話し合うのをオススメします。
実現できるかできないかは、とりあえず置いておいて、夢でもいいのでまとめておきましょう。
それをベースに設計士さんは設計に取り掛かるので、同じようなことを聞いて来ます。
当たり前という感覚はなくそう
私は日当たりと風通しを重視していました。
他の場所の日当たりは気にしていたのに、「ベランダは日の当たる方に付けてくれるだろう」という自分の中での「当たり前」から、ベランダのことは考えず、「譲れないポイント」にもベランダを入れませんでした。
その結果、最初の図面提案では
私たちの部屋につける予定のベランダが
日の当たらない場所に極小な感じで設計されていました。
洗濯物は乾燥機付き洗濯機でどうにかなりますが、布団はベランダに干したいのと、
朝はカーテンを開けて、太陽の光を浴びたい派なので
「日の当たる場所にベランダ」「賃貸で住んでいた時よりも広いベランダ」を「譲れないポイント」に追加しました。
そういう自分の中にある「当たり前」と思われるところも生活に必要なのであれば「譲れないポイント」に入れておくと良いと思います。
完成後の生活を想像する
悩むポイントは各家庭それぞれですが、リビングは1階にするか、2階にするかで悩むご家庭も多いと思います。
我が家はリビングは1階にしてあります。
生活の中心や家族が集まる空間をリビングにしたかったという理由があります。
今はまだ子供は小さいですが、
思春期や反抗期を迎えた時に、帰宅後すぐに部屋にこもる、、、なんてことになっても、
必ずリビングを通って自分の部屋に行くという流れが作れれば、ちょっとでも顔を合わせられるし、子供の変化にも気がつけるのではと考えたからです。
そういった、何年か後の生活も想像することも必要です。
いろいろな場面での生活動線
家を建てるに当たって、忘れてはいけないのが生活動線です。
- 玄関を入ってからの動線
- リビングに入ってからの動線
- 買い物から帰ってからの動線
- キッチンで料理を作ってからの動線
- 洗濯物を干す時の動線
など、生活する中で発生するいろいろな場面での動線を考えてみてください。
建売りを内覧した時に感じた「ここじゃなく、あっちに付いてたら便利なのに」や「この動線ではこの部分が邪魔」などの「良いんだけどちょっと違う」や「もっとこうしたら良くなるのに」というズレをなくすのにも必要なことです。
我が家の場合も、最初の電気図面ではリビングの電気のスイッチはリビング内のニッチ(壁面にくぼみをつけて飾り棚や収納にする部分)にだけ付いていました。
でも、考えてみてください。夜遅く、家族が寝静まってから帰って来た時の動線を。
ただいまーと帰ってきて、真っ暗なリビングのドアを開ける。ニッチまで行って電気をつける。途中でソファーに足をぶつけるかもしれないし、ゴミ箱を蹴飛ばすかもしれない。
そのシーン想像したときに、スイッチはリビングにいても、リビングに入る前にも操作できた方がいいという事になり、リビングのドアの脇にも設置することになりました。
日頃から感じている「めんどくさい」も役に立つ
我が家はコートやバッグなどは玄関脇のシューズクロークに置いています。
家を建てる前、コートやバッグはそれぞれの寝室に置いていましたが、
玄関を開けたら予想より寒く、少し厚手のコートを取りに寝室に戻るという事が幾度もありました。
新しい家は今まで住んでいた物件と違い、玄関から各部屋への距離は遠くなるし、階段も上らなくてはいけない。。。
ああ、めんどくさい。
そういった「起きるかもしれない」未来を想像して、「めんどくさい」をなくすため、コートやバッグなどが置けるスペースを含めたシューズクロークの設計を依頼しました。
※夫が花粉症なので、極力、花粉を室内に持ち込まないという目的もありました。
どうしたいのかを明確に
そういった生活動線や日々の生活を想像することで「こうしたい」や「これは嫌だ」という思いが明確になっていきます。
正直、考えるのはめんどくさいし、疲れることもあると思います。
でも、新居での生活を良いものにするには必要なことなので、是非、家族みんなで話し合ってみてください。
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